俺たちの世代にとって、サッカーゲームと言えば『ウイイレ(ウイニングイレブン)』だ。 今は『eFootball(イーフト)』なんて洒落た名前に変わったが、俺の中ではまだウイイレだ。
俺はこのゲームを長く続けている。 だが、悲しいことに一向にうまくならない。
50代ともなれば、動体視力も反射神経も、若い頃のようにはいかない。 指先が脳の指令にワンテンポ遅れる。オンライン対戦で若者にドリブルで切り裂かれ、為す術もなく失点することもしょっちゅうだ。
それでも俺は、毎日少しずつコントローラーを握る。 なぜか? それは、このゲームが「相場師としてのメンタル」を鍛える、最高の修行の場だからだ。
~少し課金で今はこんな感じのチーム編成~

オンライン対戦は「市場心理」の縮図だ
eFootballのオンライン対戦(ディビジョン戦など)をやっていると、本当にいろんな人間がいる。 煽りパフォーマンスをする奴、奇抜なフォーメーションの奴、そしてマナーが悪い奴。
これは、理不尽な動きをする「相場(マーケット)」そのものだ。 いちいち相手の挙動にイラついていたら、コントローラー(資金)がいくつあっても足りない。
俺は最近、このゲームを通じてある「仮説」を確信するようになった。
1失点で「切断」する奴は、投資に向いていない
対戦中、こちらが先制点を決めた瞬間に、回線を切断して逃げる相手がいる。 まだ試合時間はたっぷり残っているし、1点差なんていくらでも挽回できるのに、だ。
画面に表示される「相手との接続が切れました」の文字を見ながら、俺はいつも思う。
「あ、この人はたぶん、株では勝てないな」 と。
たった一度のミス、たった一つの逆境(含み損)に耐えられないメンタル。 「負け」を直視できず、リセットボタンを押して無かったことにしようとする逃げ癖。
こういうタイプは、相場でも株価が少し下がっただけでパニックになり、大底で狼狽売り(損切り)をして退場していくタイプだ。
逆に、0-3でボコボコに負けていても、最後まで諦めずに一点を返しに来る相手には、顔は見えないが敬意を抱く。 「お主、いいトレーダーになれるぞ(あるいは既に凄腕か?)」と。
かつては俺も「コントローラー投げ」の常習犯だった
偉そうなことを言っているが、昔の俺は酷かった。
負ければ机を叩き(台パン)、理不尽な失点をすればコントローラーをブン投げる。 典型的な「感情トレード」をして自滅する人間だった。
だが、それではゲームも相場も勝てないと悟った。
今の俺は違う。 どんなに煽られても、どんなに理不尽な失点(コナミエフェクト?)をしても、深呼吸ひとつ。
「今、俺のメンタルが試されている」
そう図太く構えるように訓練している。 たかがゲームで平常心(Heijoshin)を保てない奴が、数百万円が動く相場の世界で冷静でいられるわけがないのだ。
下手なりに「読み」を磨く
反射神経で勝てない50代が、どう戦うか。 それは「読み(ファンダメンタルズ/テクニカル)」しかない。
「相手は次にどこへパスを出したいか?」 「焦って前に急いでいないか?」
指は動かないが、頭は動く。 株の板読みのように、相手の心理とパスコースを読む。
読みが的中してパスカットできた時は、ゴールを決める以上に嬉しい。 「お前の考えは、全部お見通しだ」という快感。これは若者の反射神経に対抗できる、数少ないおじさんの武器だ。
結論:たかがゲームと侮るなかれ
eFootballは、基本プレイ無料でできる最高のメンタルトレーニング・ツールだ。
もし今日、ゲームで負けてイライラしてしまったなら、明日のトレードは休んだほうがいい。精神状態が万全ではない証拠だ。
というわけで、今日も市場が開く前に一試合、メンタル調整をしてくるとするか。 (先日増設したSSDのおかげで、アップデート容量も心配ないしな!)


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