
■ 300記事の「自分」と向き合う年末
年の瀬だ。 投資家にとって、この時期の仕事は「大掃除」だけではない。もっと重要なのが「1年間のトレードの振り返り」だ。
今年、私が毎日書き綴ってきたブログ記事は約300本。 文字数にして数十万字。我ながらよく書いたものだが、これを人間が読み返して「今年の改善点」を洗い出すのは、物理的にも精神的にも不可能だ。自分の恥ずかしい負けトレードを300回も見直したら、分析の前にメンタルが死んでしまう。
そこで、我らが参謀 Googleの「NotebookLM」 の出番だ。 こいつに全部読ませて、私の「負けパターン」や「メンタル崩壊の予兆」を分析させればいい。
そう思ったのだが……壁にぶち当たった。 NotebookLMには「ソース上限(50個)」という壁があるのだ。300個のURLを一つずつ登録する手間以前に、そもそも全部は入らない。
だが、そこであきらめる私ではない。 AIの特性を逆手に取った「要約リレー」という裏技で、この問題を解決した。
今日は、その具体的な手順と、そこから得られた「持たざる者の戦略」を共有しよう。
■ 解決策:AIに「要約」のバトンを繋がせる
300記事をそのまま読ませるのが無理なら、「濃縮還元」すればいい。 私が実践した手順はこうだ。
手順1:月ごとの「濃縮データ」を作る
私は毎月、ブログを書く際にAI(ChatGPTやGeminiなど)と壁打ちをしている。そこには、その月の私の感情やトレード内容が残っている。 まず、各月のチャットログに対して、こう命令するのだ。
「今月の私のトレード記録から、具体的な『反省点』『失敗要因』『感情の動き』『成功パターン』を、箇条書きで全て洗い出せ」
これを1月から12月まで、12回繰り返す。 AIが一度「要約」したデータなので、ノイズが削ぎ落とされ、重要なエッセンスだけが抽出される。
▼毎月のトレードブログは月ごとにNotebooklmにまとめている

手順2:データを1つに統合する(秘伝のタレ作成)
出力された12ヶ月分のテキストデータを、1つのGoogleドキュメント(またはテキストファイル)にベタッと貼り付ける。 これで、300記事分の魂が凝縮された「年間トレード全記録」という1つのファイルが完成する。
▼こんなかんじでNotebooklmのAIの回答をGoogleドキュメントに貼り付けする

手順3:新しいNotebookLMに食わせる
あとは簡単だ。新しくNotebookLMを立ち上げ、その「統合ファイル」を1つだけ読み込ませる。 ソースはたったの1つ。容量制限など怖くない。
▼ソースを追加で先ほど作ったGoogleドキュメントを追加する(Googleドライブに保存している場合)

■ 結果:自分が丸裸にされた
結果は、恐ろしいほど精度が高かった。 生のブログ記事を読ませるよりも、一度AIが要約して整えたデータを使っているため、分析のキレが増しているのだ。
- 「あなたは月曜日に損失を出す傾向が強い」
- 「大勝ちした翌日に、ロットを上げて自滅するパターンが年間で8回ある」
- 「『取り返したい』という言葉が出た日は、100%負けている」
……ぐうの音も出ない。 だが、これこそが私が欲しかった「来年のための具体的な処方箋」だ。
▼具体的なAIの回答はこちらに記事に!

■ ブログを書き続ける本当の理由
ここで伝えたいことが2つある。
1. 「継続」はAI時代最強の武器になる
「毎日ブログを書くなんて面倒くさい」と思うかもしれない。 だが、AI時代において、個人の一次情報(体験ログ)ほど価値のあるデータセットはない。 書き溜めたゴミ(だと思っていた愚痴や反省)は、AIを通すことで「宝の山」に変わる。 ブログを続けてきて本当に良かったと、これほど実感したことはない。
2. 文章が苦手な人への提案
「自分にはブログなんて無理だ」と諦める必要はない。 もし文章が苦手なら、最初にAIにこう聞けばいいのだ。
「私は文章が苦手だ。でも、年末にあなたが分析しやすいように、日々のトレード記録を残したい。ブログ以外の方法で、どんな形式(箇条書き、音声入力、Excelの項目など)でメモを残せば、あなたは一番分析しやすい?」
そうすれば、AIは自分にとって(そしてAIにとって)最適な「記録フォーマット」を作ってくれる。 あとはそれに沿って、箇条書きでメモを残したり、スマホに向かって喋るだけでいい。
形式なんてどうでもいいのだ。 重要なのは、「未来の自分のために、今日の事実を残す」ということ。
■ 結論
来年、相場で生き残るために必要なのは、聖杯(必勝法)探しではない。 「自分の愚かさを記録し、AIに突きつけられ、修正する」。この泥臭いサイクルの繰り返しだ。
私の300記事分の恥を晒したデータが、来年の私の命綱になる。 君も、今日から何か記録を始めてみないか?
さて、AIに指摘された「月曜日の自滅」を防ぐため、来週の月曜はモニターの電源を抜いておくことにするよ。
「2025年総決算:日本株信用編」はこちら▼

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この記事は、あくまで私さんぱちのトレード日記であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
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