【信用取引の鉄則】“夢の国”の猛獣使いへ。「勝てないブタ」にならないための5つの掟

ようこそ、「おじえんどるらんど」へ。
園長のさんぱちだ。

いつもトレード日記を見に来てくれてありがとう。
日々の記録を見ている仲間の中には、「自分も信用取引（デイトレ）をやってみたい」と思っている人もいるかもしれない。

だが、先に言っておく。
信用取引は、「おそ50」で教えているNISAのような、のんびりしたアトラクションじゃない。
あれは、元本（資産）以上の取引ができる、強力な力（レバレッジ）を持つ「猛獣」だ。

うまく乗りこなせば大きなリターン（夢）を見せてくれるが、一歩間違えれば、一瞬で資産を食い尽くされ、借金を背負う地獄に叩き落とされる。

俺もまだ、この猛獣を完全に手なずけたわけじゃない。
だが、日々格闘する中で見えてきた、「即死しないため」の最低限のルールがある。

今日は、俺が自分に課している「5つの掟」を共有しよう。
もし、この5つを守れないと思うなら、あなたは信用取引に向いていない。悪いことは言わん、絶対に手を出すな。

信用取引で即死しないための「5つの掟」

掟その1：レバレッジは「保有資産の1.5倍」まで

「信用取引は最大3.3倍までイケる！」
ああ、そうだな。だが、初心者がいきなりフルパワーでアクセルを踏めば、次の瞬間には壁に激突してる。

俺は、レバレッジは最大でも保有資産の1.5倍までと決めている。
（むしろ、最初は「現物取引の範囲内」で練習すべきだ）

なぜなら、常に「最悪」を想定しているからだ。
もし株価が暴落しても、追証（おいしょう＝追加の証拠金）を払うことなく耐えられるライン。それが俺にとっての1.5倍だ。

「夢の国」で夢を見るためにも、まずは絶対に退場しないこと。それが大前提だ。

掟その2：損切りは「必須」。呼吸と同じレベルで実行せよ

これはもう、議論の余地がない。
損切りができない人間は、信用取引をやる資格がない。

「いつか戻るかも…」
その淡い期待が、あなたの資産をゼロにする。
現物取引なら「塩漬け」で待つ戦略もあるが、信用取引（特にデイトレ）において、損切りを先延ばしにするのは、ただの自殺行為だ。

「負けを認める」のは、辛い。プライドも傷つく。
だが、その小さなプライドを守ったせいで、再起不能な致命傷を負うんだ。

「勝てないブタはただのブタ」だ。
だが、「負けを認められないブタは、ただの破産者」だ。

掟その3：「人に教えてもらおう」という人間は、向いていない

「さんぱちさん、どの銘柄が上がりますか？」
「次はどうすれば勝てますか？」

もし君が、本気でそう思っているなら、今すぐ信用取引から手を引け。
他人に「答え」を求める人間は、カモにされるだけだ。

俺がブログで書いているのは、あくまで「俺のトレード記録」であり、「俺の反省」だ。
それは「答え」じゃない。

なぜ、その銘柄を選んだのか？
なぜ、そのタイミングで入った（売った）のか？
全ての判断基準を、自分自身で構築しなければ、戦場では生き残れない。
他人の答えを待っている間に、相場はとっくの先に動いている。

掟その4：必ず「余力」を多く残しておく

掟その1にも通じるが、これは精神論でもある。
口座の余力は、あなたの「心の余裕」そのものだ。

もし、資金ギリギリ（フルレバ）で取引していたらどうなる？
少しでも含み損が出ただけで、心臓がバクバクし、冷静な判断などできなくなる。
そして、「早く損を取り返さないと！」と、無謀なギャンブル（リベンジトレード）に走る。

俺も経験があるから分かる。あれは地獄だ。
常に「まだ弾（タマ）は残っている」という余裕があるからこそ、冷静に相場を見つめ、次のチャンスを待つことができるんだ。

掟その5：「他人のせい」にする人間は、即刻退場せよ

「あのインフルエンサーが言ったから負けた」
「日銀のせいだ」
「相場が悪い」

負けた理由を、自分以外の何かのせいにして、溜飲を下げていないか？
他人のせいにしている限り、あなたは一生勝てない。

なぜなら、全ての取引の「買い」と「売り」のボタンを押したのは、他の誰でもない、あなた自身だからだ。

負けたのは、相場のせいじゃない。
エントリーの根拠が甘かった「自分」のせいだ。
損切りが遅れた「自分」のせいだ。

この事実を100%受け入れ、負けた理由を徹底的に「自分」の中から探し出し、明日、同じミスを繰り返さないように修正する。
その孤独で地味な作業を、毎日毎日、血反吐を吐きながら続けられる人間だけが、この世界で生き残る資格がある。

まとめ

この5つの掟は、俺が過去の「お金の地獄」（BUTABAKOを読んでくれ）や、日々のトレードの痛みから学んだ、血の滲んだルールだ。

信用取引は、NISAのような「資産形成」じゃない。
これは、ゼロサムゲーム（誰かの負けが、誰かの勝ちになる）の「戦場」だ。

それでも、君がこの「夢と地獄が隣り合わせの国」に足を踏み入れるというのなら、俺は止めない。
だが、この5つの掟だけは、心臓に刻みつけてくれ。

「勝てないブタ」になるな。
そして、「退場させられるブタ」にだけは、絶対になるな。

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※当記事は、運営者の個人的な見解に基づくものです。信用取引を推奨するものでは一切ありません。
※信用取引は元本以上の損失を被る可能性のある、非常にリスクの高い取引です。全ての判断は、ご自身の責任において行ってください。
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